インド映画研究の第一人者 松岡環氏の大好評講座
インド映画連続講座 第V期 「インド映画のエレメンツ」

第1回 音楽の魅力
スペース・アーナンディ「インド映画連続講座」は、定員を約半分に制限し、感染予防策を徹底させながら実施を続けています。今期第Ⅴ期の新しいテーマは、「インド映画のエレメンツ」。久しぶりに映画そのものに戻り、インド映画を魅力的にしている要素のあれこれを探ってみたいと思います。
その第1回は「音楽の魅力」。この後「舞踊」「アクション」「神話」「スター」と、インド映画を輝かせている要素のあれこれを取り上げて行く予定ですが、何と言ってもインド映画に欠かせないのは「音楽」です。

サイレント映画の時代から、インド映画の中では音楽的要素が使われてきており、1931年にトーキー化されると、待ってました、とばかりに挿入歌が何曲も劇中に使われるようになった、というフィルム・ソングの出発点は、インド映画ファンならよくご存じだと思います。
今回は、あらゆるインド映画音楽の基礎となるインド古典音楽の話から始めて、映画音楽の誕生物語とその変遷、著名な作曲家とプレイバック・シンガー、そして彼らのヒット曲についてもチェックしていきます。インド人は、曲の新旧に関係なく、いい歌なら若者でも昔の歌を歌い、その歌手について、作曲家について、そのシーンについて雄弁にしゃべります。

また、最近の映画に昔のヒット曲が使われることも多くなりました。インドでは、フィルム・ソングは不滅なのです。
さらには、ソング&ダンスシーンの作り方、撮り方についても、お話ししてみたいと思います。現在、特にボリウッド映画ではソング&ダンスシーンが減ってきていますが、これはとても残念です。インド映画のなかの「音楽」は、この先どうなるのでしょうか? そんなところまでお話できれば、と考えています。 松岡 環
開催日 (2020年) |
11/21(土) 【満席】受付終了 12/5(土) 【満席】受付終了 12/12(土) ※受付終了 ※3回とも同内容の講座です。 |
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時 間 | 15:00~17:30 ※開場 14:30 |
場 所 | スペース・アーナンディ 東急田園都市線「高津駅」<渋谷から各停で18分>下車1分 ※詳細は申込者に直接お知らせいたします。 |
講 師 | 松岡 環(まつおか たまき) [講師紹介] 1949年兵庫県生まれ。麗澤大学、国士舘大学非常勤講師。大阪外国語大学(現大阪大学)でヒンディー語を学び、1976年からインド映画の紹介と研究を開始。1980年代にインド映画祭を何度か開催したほか、様々なインド映画の上映に協力している。『ムトゥ 踊るマハラジャ』 『恋する輪廻 オーム・シャンティ・オーム』『きっと、うまくいく』 『女神は二度微笑む』 『PK ピーケイ』『パッドマン 5億人の女性を救った男』など、インド映画の字幕も多数担当。著書に、「アジア・映画の都/香港~インド・ムービーロード」(めこん/1997)、「インド映画完全ガイド」(世界文化社/2015/監修)など。 |
参照サイト | >>講師のブログ(外部サイト) |
講座料 | 2,500円(含む資料&テキスト代) ※当日お支払ください。 |
定 員 | 各回 11名様 |
映 像 | 120インチ プロジェクタースクリーン |
留意事項 | ・会場には10段程の階段があります。予めご承知おきください。 ・この講座は、床(座布団)に座ってご参加いただく形になりますので、楽な服装でお出でください。 ・今回も、①定員は約半分にし、ソーシャル・ディスタンスを確保する ②参加者はマスクを着用し、手の消毒も徹底する ③会場は消毒を励行、換気も徹底する ④その他、できうる限りの感染予防策を取る、という点に留意して実施しますが、感染者数が再び増加傾向にあるので、状況次第では中止のご連絡をするかも知れません。その点、悪しからずご了承いただければ幸いです。 |
過去のテキスト |
・以前の講座のテキスト(A4判8ページのレジュメ+その回にお配りした参考資料)は、講座に来てくださる方に限り、1部500円でお分けします。 ・ご用意できるテキストは、以下の回のものです。 ●インド映画連続講座 第Ⅰ期「スターで辿るボリウッド映画史」 ●インド映画連続講座 第Ⅱ期
「女優が輝くボリウッド映画の魅力」 ●インド映画連続講座 第III期
「インド映画を読む!」 ●インド映画連続講座 第IV期
「映画で知る! インド人の生活」 ・このテキストは、講座開催日に受付にてお渡しします。 |
お申込み | 受付は終了しました |
関連講座 | インド映画連続講座 第V期「インド映画のエレメンツ」 第2回「舞踊の魅力」 開催日:2021/1/9、23、30 |
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