インド映画研究の第一人者 松岡環氏の大好評講座
インド映画連続講座 第III期 「インド映画を読む!」

[第5回] グローバル化を読む!
スペース・アーナンディでは、毎年1つのテーマで行う「インド映画連続講座」を開催中ですが、第Ⅲ期は「インド映画を読む!」と題して、インド映画を深く読み込むための様々なトピックスを取り上げています。「ジェスチャーを読む!」、「カーストと宗教を読む!」、「地理を読む!」、「歴史を読む!」と続いたこのシリーズもいよいよ最終回、<第5回>は「グローバル化を読む!」です。
インド映画は作られ始めた当初から海外に輸出され、グローバルな存在の映画として育ってきました。その背景には、「印僑」と呼ばれて

いた海外在住インド人の存在があったわけですが、さらには当時の英領インドがヒンドゥー教文化を基盤として、イスラーム教、キリスト教など各文化が混在する、多様な社会であったことが挙げられます。インド映画は、まさに世界の縮図でした。それから100年余、世界中を舞台にしてきたインド映画に、今また新たなグローバル化の波が押し寄せています。非常に特徴的だった”歌って踊る長尺の”インド映画が、世界のフツーの映画と同じになってきているのです。このグローバル化の背景は? 今後どうなる? といったところまで、『ラブ・イン・トーキョー』(1966)、『ジーンズ』(2000)、『盲目のメロディー』(2018)などの映画を使いながら、検証ができればと考えています。
なお、メインの講座と抱き合わせで開催してきた「映画で学ぶヒンディー語塾」では、実際に映画で使われた会話を学びます。ほんの1、2分の会話ですが、今回は、シャー・ルク・カーン主演の『たとえ明日が来なくても』から。ヒンディー語が初めての方でも大丈夫、カタカナ書きが付いているので、その通り読めば意味が通じてしまいます。30分間の濃密なヒンディー語学習体験をどうぞ。 松岡 環
開催日 |
2019年 8月3日(土) ※受付終了 2019年 9月7日(土) ※満席 2019年 10月5日(土) ※3回とも同内容の講座です。 |
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時 間 | 15:00~17:30 (開場 14:30) |
場 所 | スペース・アーナンディ 東急田園都市線「高津駅」<渋谷から各停で18分>下車1分 ※詳細は申込者に直接お知らせいたします。 |
講 師 | 松岡 環(まつおか たまき) [講師紹介] 1949年兵庫県生まれ。麗澤大学、国士舘大学非常勤講師。大阪外国語大学(現大阪大学)でヒンディー語を学び、1976年からインド映画の紹介と研究を開始。1980年代にインド映画祭を何度か開催したほか、様々なインド映画の上映に協力している。『ムトゥ 踊るマハラジャ』 『恋する輪廻 オーム・シャンティ・オーム』『きっと、うまくいく』 『女神は二度微笑む』 『PK ピーケイ』『パッドマン 5億人の女性を救った男』など、インド映画の字幕も多数担当。著書に、「アジア・映画の都/香港~インド・ムービーロード」(めこん/1997)、「インド映画完全ガイド」(世界文化社/2015/監修)など。 |
講座詳細 | >>こちらをご覧ください |
講座料 | 2,500円(含む資料&テキスト代) ※当日お支払ください。 |
定 員 | 各回 20名様 |
映 像 | 120インチ プロジェクタースクリーン |
留意事項 | ・会場には10段程の階段があります。予めご承知おきください。 ・この講座は、床(座布団)に座ってご参加いただく形になりますので、楽な服装でお出でください。 |
過去のテキスト |
・以前の講座のテキスト(A4判8ページのレジュメ+その回にお配りした参考資料)は、講座に来てくださる方に限り、1部500円でお分けします。 ・ご用意できるテキストは、以下の回のものです。 ●インド映画連続講座 第Ⅰ期「スターで辿るボリウッド映画史」 ●インド映画連続講座 第Ⅱ期
「女優が輝くボリウッド映画の魅力」 ●インド映画連続講座 第III期
「インド映画を読む!」 ・このテキストは、講座開催日に受付にてお渡しします。 |
お問合せ | >>こちらにて承ります。 |
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