第3回食文化を知る！～映画に見る食のバラエティと作法

　皆様、緊急事態宣言の期間中は、いかがお過ごしでしたか？　お仕事にも日常生活にも、大変なことが多々あった期間だったのでは、とお察しします。スペース・アーナンディのインド映画講座も、３ヶ月余りお休みしていましたが、以下の感染予防対策を取りながら、再開したく思います。皆様のご理解、ご協力をいただければ幸いです。
①定員をほぼ半分にして、ソーシャル・ディスタンスを確保する
②参加者にはマスクをしていただき、入場時の手の消毒も徹底する
③会場は消毒を励行し、換気扇と通風口を利用して換気を徹底する
④その他、細かい点でもできうる限りの感染予防策を取る

　今回のテーマは、「食文化を知る」です。インド映画には様々な「食」のシーンが出てきますが、「食文化」がテーマの作品が登場するようになったのはごく最近です。2010年頃から、日本でも上映された『マダム・イン・ニューヨーク』(2012)、『ウスタード・ホテル』(2012)、『めぐり逢わせのお弁当』(2013)等の、食文化が大きな役割を果たす作品が生まれるようになりました。今回はまず、インドの食文化の基本情報を整理し、その後、映画の中での使われ方を見ていきます。とはいえ、地方によっても、宗教によっても、また極端に言えばそれぞれの家庭によっても違うのが食文化。取り上げることができるのはほんの一部ですが、多様なインド食文化への入り口となれば幸いです。当日は、お菓子のお土産も予定しています。

　なお、メインの講座と抱き合わせで開催してきた「映画で学ぶヒンディー語塾」では、今回はヒンディー語の食べ物単語を並べて、「食文化ヒンディー語」を見てみます。ヒンディー語が初めての方でも大丈夫、カタカナ書きが付いているので、その通り読んでいただければOKです。30分間の濃密なヒンディー語学習体験をどうぞ。皆様と久しぶりにお目にかかれるのを楽しみにしております。　松岡　環